
一日一つ以上は部屋にある不要物を処分することに決めた張本です。読まない雑誌は捨て、遊ばないゲームは中古店に売る。ゆっくり堅実に部屋を綺麗にしていく予定です。後はUFOキャッチャーでどうでもいい景品を取る癖さえなければ(大問題)。
さて、今回は久々の裏モノ博物館、久々のPCエンジン用ソフトのご紹介です(『onestation』でかなり引っ張りましたからね)。

▲パッケージ。「本格アニメーション仕様」って?
『CD麻雀美少女中心派』は、ハッカーインターナショナル初のCD-ROM2タイトル。タイトルから分かる通り、ジャンルは脱衣麻雀です。
Huカード(ハッカー的にはICカード)で発売していたタイトルはリアル系、劇画系がほとんどでしたが、CD-ROM2では一転してアニメ系で登場。当時、PCエンジンの正規タイトルにビジュアルノベルをはじめとするアニメ系のタイトルが多かったことによる影響なのでしょう。
それでは早速起動……といきたいところですが、このソフトはちょっと特殊でして、プレイするには付属の専用システムカードが必要なのです。まずはこれをHuカードスロットにセットし、その後にCD-ROM2ソフトをドライブにセットして起動します。

▲カードとCDを一つのケースに収納するために専用トレーまで作ってしまうという気合いの入りよう。
▲DUO系で正規ソフトを遊ぶ場合はシステムカードは不要です(アーケードCD-ROM2ソフト除く)。
▲専用システムカードの画面。正規のシステム画面と違って派手。
非ライセンスソフトのため、法律上の問題を回避するのが専用システムカード採用の理由と言われていますが、このソフトが独自のプログラム形式なのも関係しているかもしれません(正式のPCE用CD-ROM2ソフトはPCのドライブでは音楽CDとして認識されますが、ハッカー製は中身のファイルが閲覧できます)。
そんなこんなで無事、起動に成功。

▲制作チームのロゴ。隊長ではありません

▲タイトルは『ぎゅ○んぶらぁ自○中心派』のパロディ?
登場キャラは三人姉妹。なんやかんやといざこざがあって、「それなら麻雀で勝負だ!」的な脱衣麻雀特有のストーリーはハッカー製でも変わりません(笑)。
▲対戦キャラは最初から自由に選択可能
対戦キャラを決めたら対局へ。CPUの思考時間は速く、快適に打つことができます。

▲このソフトも例に漏れず、脱衣麻雀特有のツモり方をするので、流れに任せて牌を切れば自然に役ができます。
麻雀が苦手という人は、『スー○ーパ○』シリーズなどでおなじみのイカサマ技を使いましょう。牌の入れ替えやツミコミ、相手の牌の透視、一発ツモなど、ポイントを消費して色々な技が使えます。ちなみにこのゲームでのイカサマ技は「秘技」と呼びます(笑)。

▲秘技選択中。このグラフィックもキャラや進行具合によって変化するという凝りよう。
ちなみにポイントの貯め方が少し変わってまして、イーソーをツモると増えていくのです。このゲームでのイーソーはすずめの絵柄。よっぽど好きなんでしょうか。
さて、めでたく和了ることができれば待望の脱衣シーンへ。少々ドットが荒いですが、当時としては非常に滑らかなアニメーションを見ることができます。
三人姉妹で滑らかなアニメーションとくれば、『スー○ーリ○ル麻雀』シリーズ。PCエンジンでも正規のソフトとして発売されていますが、脱衣シーンは控え目です(それでも当時の家庭用としては冒険してましたが)。

▲ここから先は自分で買って確かめてネ!(メーカーの回し者ではありません)
イカサマを使っても勝てない……そんな時は究極の秘技、裏コマンド! すずめのロゴ画面で「十字キー左上+Iボタン+IIボタン」を押しっぱなしにするとビジュアルテストに。全ての脱衣シーンやエンディングを見ることができますよ。

▲まさに至れり尽くせり。しかし買ってすぐに使うと即ソフト棚か中古屋行き。
Huカードのハッカー製タイトルは正直言ってお粗末な物が多いのですが、こちらは正規のソフトと比べても遜色のないデキです。……声優の演技以外は(多分素人を使用。そのくらいの演技レベルで、思わず現実に引き戻されそうになります)。
FCと同じ8ビット機でありながら滑らかなアニメーション、非ライセンスにしてはデキが良いということで一部で話題になったこのソフト、その数年後にキャラクターデザインが『トゥ○ーラ○ストーリー』の人らしい、ということで再び一部の方々に注目されたりもしました。なにぶん古いソフトなので微レアなものの、中古価格はそんなに高くないと思いますので、興味を持った方や『トゥ○ー』ファンは入手してみてはいかがでしょうか?
……と、ここで一つ疑問が。このソフト、スーパーCD-ROM2システムで動作するのですが、「DUOシリーズ専用」と表記されています。正規のスーパーCD-ROM2ソフトを旧CD-ROM2システムで動かす場合はRAM容量を増やす「スーパーシステムカード」をセットする必要があるため、ハッカーのシステムカードが差せない……というのが理由でしょう。
では、旧CD-ROM2システムでこのソフトを無理やり起動するとどうなるのか? 試してみました。

▲20年近く前の代物で、変色がひどいですが一応動きます。
システムカードとCDをセットしてRUNボタンを押すと、すずめのロゴ、タイトル画面までは正常に起動しています。「なんだ、普通に遊べるじゃないか」と思いきや、キャラクター選択画面に行くと……

▲カード斜めに差さってない?(FCじゃないので斜めに差せません)
画面が化けてしまいました。旧CD-ROM2システムのRAM容量が少ないため、正常にデータを表示できずにバグってしまうようです。正規のスーパーCD-ROM2ソフトの場合は起動時に「スーパーCD-ROM2システムで使用してください」という旨のエラーメッセージやグラフィックが表示されるのですが、その辺のチェックをしていない辺りはやはり非ライセンスらしいといったところでしょうか?
この後もハッカーは花札、パチンコ、パチスロ、ARで過去に紹介されたRPG『ハイレグファンタジー』(略称はハイファン?)など様々なアニメ系脱衣ソフトをCD-ROM2で発売していきますが、PCエンジンの終焉と共にフェードアウト。その後ハッカーは社名を変更してPSに正式参入、数本のソフトを発売していましたが、現在は活動していないようです。復活したら是非ともPS3や360やWiiのタブーに挑戦してもらいたいものですね(開発費○○億の非ライセンスソフトが出たらスゴ過ぎ)。
以上、今回の記事の画面写真を撮るために深夜にDUO-RXと旧CD-ROM2システムを物置から引っ張り出すのに苦労し、気が付いたら朝の5時になっていた張本でした(寝)。
Copyright © GAMES EXPRESS
検索語を入力してください